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有機農業の現状

先日新しい畑で作業をしていたところ、いつものMさんから電話が



内容は、「ちょっとした用事があるので今から行きます。」とのこと。


10分後、Mさん到着。



内容は農林水産省が掲げた目標に対して、現状を把握するためのデータ収集(私はそう捉えました)とでも言いましょうか。



まずは有機農業の現状を。



全国有機農業栽培面積は1.6万ヘクタール、(東京ドームでいうと3,404個分)農業全体では461万ヘクタール。



わずか0.4%です。



しかもその内訳ですが、有機JAS圃場と有機JAS圃場以外は半々ぐらい。



有機JAS圃場以外も有機農業と名乗るのは国として問題ないみたいです。

※有機JAS認定を受けていない事業者が商品に有機野菜、オーガニックなどと表示するのは違法



国としては有機農業の割合を現状の0.4%から、概ね平成30年度には倍増させたいみたいです。



ということで、私も堂々と『有機野菜作ってます!』と言えるわけですね。

※繰り返しますが、有機JAS認定を受けていない事業者が商品に有機野菜、オーガニックなどと表示するのは違法



ちなみに有機農業というと、どこの国を想像されますか?



私はフランスが一番に思いつくのですが、そのフランスでも栽培面積は4%、ドイツは6%です。

※農業全体の栽培面積に占める割合



世界的に見ても有機農業は少数派ということです。



私が慣行農業をしない理由の一つに、外需依存度が有機農業と比べて高いということ。



この国が置かれた状況は86年前と何も変わっていないと思いますので、それに対応するには(Mさんに教えてもらいましたが)キューバと同じやり方なのかなと(今の日本では無理です)。





私のやり方は無いなら無いで何とかできてしまう農法に魅力を感じているところでもあり、それはなくてはならないものを奪われてしまった(急激な値上含む)場合のリスクヘッジの意味合いもあります。



当然種を奪われたら(◯◯サントさん勘弁して下さい)さすがに諦めますけど…



話を戻します。



ということで、国はまだ『有機農業の推進に関する法律』を完全に見捨てた訳ではないということです。



















…こんなこと大きい声で言えませんが、形骸化させない為のポーズだと思ってます。



じゃないと困る人がいるってことですよね^_^



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