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有機農業を考える会

岐阜県加茂郡白川町の白川町町民館にて有機農業を考える会が行われ、参加してきました。

会場で席が無くなり立ち見になるぐらいの大盛況でした‼︎

空いた席に座り、何となく後ろを見たら中津川で有機農業を営んでいるOさん夫婦がいらっしゃいました∑(゚Д゚)

Oさんは名古屋栄のオアシス21という場所でオアシス21えこファーマーズ朝一村に参加されているのですが、そこの村長(女性の方でした)と、白川町で有機農業を営んでいるGOEN農場の服部さんを紹介していただけました。

こちらはいただいたポストカード。



誰も知っている人はいないだろうな、と思っていただけにびっくりしました^^;

そこからは行政側の挨拶から、白川町で実際に農業を営んでいる方々のお話。

その中で印象に残ったことを書いていきます。

トップバッターの方は脱サラして就農5年目の方。

名前を伏せているので書かせてもらいますが、売上は平均年収からマイナス50万ぐらい。

売上構成の3分の2が個人宅配。

ということは師匠をベースに作付け面積、栽培品目を考えると…所得はだいたいですが想像つきます。

後の二人は半農半Xという生き方ですね。

そして最後に先ほど紹介してもらった服部さんより、民間稲作研究所シンポジウムで発表された内容の報告がありました。

ネオニコチノイド系農薬
ベトナム、中国でウンカ(イネの害虫)に対して散布していたが、耐性ができる→農薬を増やす→耐性ができる→農薬を増やすのループ。
コチラを参照)
今もミャンマー、ラオス、カンボジアなどでネオニコチノイド系農薬は広がっている。
既存のネオニコチノイド系農薬残留基準値引き上げの件については現在ストップしている状態とのこと。

遺伝子組み換え
花粉で広がるため、範囲を抑制できない。
名古屋港、四日市港からナタネを搾油所へ運ぶまでにナタネの種子がこぼれ落ち発芽し自生。
その花粉がアブラナ科(異種の植物同士の交雑が起こりやすい)の植物と交雑し、周辺へ遺伝し汚染を拡散。

放射能汚染
有機栽培は被害を受け易い。

※詳しく知りたい方はご自分でお調べください。

その後の質疑応答で、千葉から岐阜県飛騨に引っ越されてきた方から質問があり、質問内容よりもその方の自己紹介で、引っ越された理由が原発事故と言われたことが衝撃でした。

ニュースであまり見なくなった(テレビを見てないので当たり前ですが)と思うのですが、これが現実なんですね。

もう一人の質問は、以前給付金申請について、岐阜県では有機農業者に対する給付金申請は認められないと普及指導員より言われた。
どのように売って、生計を成り立たせるのか想定できないかららしいのですが、研修先の売上データを元に伝えても、岐阜県では有機農家の経営モデルがないので、それを言われても判断が出来ないという回答だっとのこと。
※数年前だと思いますが。

行政側による回答は、言葉の綾ではないか、そのようなことはないのですが…
といった歯切れの悪い様子。
ちなみに、今現在も有機農家の経営モデルはないみたいです。

これで、分かりましたと席についた質問者の方…大人ですね



そして国の取り組みについて行政側より報告がありましたが、これがなんともわかりにくいσ^_^;

ページを順に進めていただければわかりやすいのに、次は◯ページのどこどこ、次は◯ページの…
と、ページが飛びまくりで内容も早くてわかりにくい!

嫌がらせで、わざとわかりにくくしているように感じてしまうぐらいでした。

岐阜県の取り組みについてでは、有機JASではなく、ぎふクリーン農業を推し進めていくとのこと。
※岐阜クリーン農業とは、簡単に言うと有機JAS岐阜県版かなと。

有機JASすら周知されていないのに、ぎふクリーン農業を推し進める…
何か嫌な予感しかしません。
本当に行政はいろんな仕事を作るのが得意です^ ^

夕方からは研修施設と農家さんのところへ見学だったのですが、まだまだ長くなってしまうので今日はこれまで



続きはまた後日(´・Д・)」
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